ETFとは
ETFというのはExchange Treded Fundの略語で、
日本語で上場投資信託という意味です。
BitCoin(ビットコイン)ETFは、
お金を一つにまとめてそのお金を証券取引所が代わりに運用してくれるということです。
ETFと投資信託の違い
ETFも投資信託もどちらも投資家から集めたお金を1つにまとめてそのお金を
個人投資家の代わりに投資と運用してくれる金融商品です。
ETFと投資信託はどちらも投資信託ですが、上昇しているかどうかの違いが大きいです。
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認された国
BitCoin(ビットコイン)ETFは現在では、
- カナダ
- バミューダ
などの国でBitCoin(ビットコイン)ETFが承認されています。
この先他の国々でもBitCoin(ビットコイン)ETFが承認されて、
普及が進むと予想されています。
カナダ
2021年2月11日にカナダの資産運用会社であるパーパス・インベストメンツが、
BitCoin(ビットコイン)ETFをカナダ規制当局から承認されたと発表されています。
この事例はBitCoin(ビットコイン)ETFの世界初の承認です。
以下、ニューヨークのCFRAのETFリサーチディレクター、
ローゼン・ブルース氏の声明です。
「カナダでビットコインETFが承認されたことで、
米国でも承認される可能性があるとの期待も出ている。
だが、新政権下でSECはVanEckなどの申請を時間をかけて行うとわれわれは予想している」
今回世界初のビットコインETFが承認されたことにより、
今後アメリカでもビットコインETFの動きがさらに活発になっていくでしょう。
バミューダ
2021年2月にバミューダ証券取引所で、
BitCoin(ビットコイン)とその他5銘柄がETFの承認を受けています。
投資企業はブラジルにあるHashdexという企業です。
Hashdex Nasdaq Crypto Index ETFという名称でETFを提供しています。
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されることのメリット
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されることのメリットは以下のとおりです。
- 仮想通貨の信用度が高まる
- 仮想通貨の市場の起爆剤になる
- 機関投資家が投資する
仮想通貨の信用度が高まる
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されることで仮想通貨に対する信用が高まります。
BitCoin(ビットコイン)ETFの上場申請があった場合に
承認可否の審査はSEC(Securities and Exchange Commission)が行っています。
SECは日本語にすると米国証券取引委員会です。
このSECは投資家保護の目的として設立されています。
SECは市場における証券取引で違法な行為が
行われているかどうかの監視などを行い投資家保護を実現します。
ETFに承認されるためには、
- 取引システムの透明性
- 顧客保護
- セキュリティ
などが十分でなければいけないからです。
つまりETFに承認されたものはそれだけ一定数の信頼を獲得するということです。
仮想通貨の市場の起爆剤になる
現在、仮想通貨に興味があるが怪しそうでなかなか投資できないという人も多いです。
しかし、BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されれば、
今までよりも手軽に仮想通貨に投資する体験をすることができます。
つまり、BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されれば、
世界の資産時価総額のBitCoin(ビットコイン)の割合も今以上に増えます。
するとさらにBitCoin(ビットコイン)の時価総額が高くなり
さらに活気が付くための起爆剤になります。
機関投資家が投資する
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されると株式投資家が、
BitCoin(ビットコイン)ETFに投資する可能性があります。
機関投資家が参入することで、大量の資産が流入することで価格上昇が見込めます。
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されない理由
- 公正な価値評価が難しいから
- 流動性の確保できないから
- 管理者が不在だから
- 詐欺や価格操作の危険性があるから
公正な価値評価が難しいから
BitCoin(ビットコイン)の公正な価値評価が難しいことで承認がされないです。
BitCoin(ビットコイン)は金や原油とは異なり実態がないため、
適正価格を評価しにくいです。
適正価格が評価しにくいということで金融商品として取引される対象として
相応しくないと判断されます。
流動性の確保できないから
流動性とは換金しやすさのことで、いつでも売買できる状態のことを言います。
BitCoin(ビットコイン)は発行上限が2,100万BTCと限られていることで、
十分な流動性の確保できないことが問題視されています。
管理者が不在だから
BitCoin(ビットコイン)には中央管理者が存在しないです。
管理者が不在の資産はシステムになにかの問題が生じた場合に対処が難しいです。
ただし、中央管理者がおらず分散型システムであることで不正が起きにくいという
考え方もあるので一概に中央管理者が不在なのが問題とは言い切れないです。
詐欺や価格操作の危険性があるから
BitCoin(ビットコイン)は誕生してからまだ間もない資産です。
ですので各国の取引所に対する法的規則が十分整備されていない状態です。
そのため価格操作や詐欺などが発生する可能性があるなども
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されない理由の1つと言われています。
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されると価格がどうなるのか?
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されると価格がどうなるのかですが、
BitCoin(ビットコイン)はデジタル・ゴールドと呼ばれるように
ゴールド(金)と性質が似ています。
Gold ETFはすでに存在しており、
Gold ETFは承認されてからの価格を見ると大きく価格が高騰しています。
BitCoin(ビットコイン)ETFはまだ世界全体では普及していませんが、
この先Gold ETFのように価格が高騰してもおかしくないと思います。
まとめ
BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されることでより多くの資金が
BitCoin(ビットコイン)に流入することで流動性が高まり、
価値の高騰にも繋がっていきます。
この先BitCoin(ビットコイン)ETFが承認されるのを楽しみに待っていましょう。
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