旧経済から新経済(ブロックチェーン経済)へシフトする
世界の金融緩和によって旧経済ですが急激にインフレが拡大しています。
当然インフレすると紙幣価値が目減りするため、
そのインフレヘッジの避難先として選ばれたのがBitCoin(ビットコイン)です。
無限に国は紙幣を発行することができます。
一方でBitCoin(ビットコイン)は、通貨の発行量がプログラムによって決められています。
将来的には、2,100万BTC以上に増える事がないため、
市場に出回るBitCoin(ビットコイン)の量が恣意的に決められることはありません。
BTCと紙幣の関係は以下のようになります。
- 紙幣:無限に発行が可能
- BitCoin:2,100万BTCの発行上限
ということを考えると、
この先も旧経済がインフレをし続ける限りはBitCoin(ビットコイン)の価値が高まります。
そうしたBTCが価値が上がると、次にブロックチェーン経済に資金流入します。
これが、新経済(ブロックチェーン経済)へシフトになります。
ブロックチェーン経済と旧経済の違いは、中央集権的か非中央集権的かという構造です。
- 中央集権的(ピラミッド型):上下で格差が生まれる
- 非中央集権(サークル型):皆平等
元々ブロックチェーンの技術を作り出したサトシ・ナカモトの意志は、
非中央集権による分散された社会構造を目指していると思っています。
これをWeb3.0などとも言ったりします。
そして、その意志が徐々に世界全体で浸透しつつあり、
テクノロジーの進化によって、個人やコミュニティが大きな影響力を持ち始めた今、
国が規制によって経済をコントロールする事は不可能になっています。
だからこそ、これから先は新経済(ブロックチェーン経済)が訪れるわけです。
そして、ブロックチェーン経済を作り出すための構成要素があります。
構成要素は以下のとおりです。
これらそれぞれの技術が成長することで、
ブロックチェーン経済へと徐々にシフトしていくでしょう。
仮想通貨の銘柄のジャンル一覧
仮想通貨のポートフォリオを作るということが大切になります。
- デジタルゴールド銘柄
- Dapps銘柄
- DCDN銘柄
- DEX(分散型取引所)銘柄
- ステーブルコイン銘柄
- DeFi銘柄
- BaaS銘柄
- インターオペラビリティ(相互運用性)銘柄
- Others銘柄
こちら
デジタルゴールド銘柄
デジタルゴールド銘柄とはBitCoin(ビットコイン)のような
金や銀などのコモディティと同様に価値のある銘柄になります。
金融緩和によって無限に発行できる紙幣を持つよりも
デジタルゴールドを持っておいたほうが資産価値が高いです。
Dapps銘柄
Dapps銘柄とは分散型アプリケーションの銘柄です。
おそらく、この先ブロックチェーン経済が普及する中で、
一番ユーザーサイドに近いブロックチェーンの分野です。
最近だとブロックチェーンゲーム、NFT、メタバースなどが誕生していますが、
これらはDapps銘柄に該当します。
DCDN銘柄
CDNとは、Content Delivery Networkの略です。
CDNは多くのユーザーの端末に効率的に配布するために使われる仕組みです。
例えば、ライブ配信などのアプリケーションは現在、
Googleなどの大企業が提供しています。
- 圧倒的なユーザー数
- 安定した配信ネットワーク環境
- 膨大なデータの管理やルール作り
をすべてサービス企業が担っています。
そのため、データは一極集中しており、利用決定権はそのサービス企業に帰属しています。
言わば中央集権型のサービスです。
中央集権型サービスは安定したプラットフォームを活用できる一方で課題も抱えています。
従来、サイト上で大容量のデジタルコンテンツを公開する場合、
アクセスが集中した際はコンテンツをのせているWebサーバーがダウンしたり、
ネットワークに過剰な負荷がかかってしまう問題がありました。
それを解決するのがDecentralized(分散型)の頭文字を取りDCDNです。
DCDNは、ブロックチェーンによって中央集権型サービスが抱える問題を解決して
大量配信や高速配信に耐えうるような最適化が施す銘柄になります。
DEX(分散型取引所)銘柄
DEX(分散型取引所)銘柄とはその名の通り、DEX(分散型取引所)の銘柄です。
日本ではあまり感じたことは無いと思いますが、
世界では銀行口座を持っていない人たちも多くいます。
そうした人たちは金融サービスにアクセスすることすらできないのです。
そのような社会的問題をDEX(分散型取引所)は解決します。
DEX(分散型取引所)には銀行口座も審査なども必要ありません。
なので、誰もが銀行と同じようなサービスを利用することができます。
これは非常に世界にとって重要な銘柄にもなります。
ステーブルコイン銘柄
ステーブルコインは価格を安定させるために
法定通貨や金などにペッグされている仮想通貨です。
仮想通貨は価格変動が激しく決済手段としての活用がさほど進んでいないです。
そのため仮想通貨の普及を促し、実用性を高めるために設計されました。
現時点では法定通貨のほうが使い勝手が良いため、
ペッグして活用する必要があるためステーブルコインも重要な銘柄になります。
DeFi銘柄
DeFiとは分散型金融と呼ばれています。
日本では誰でも金融にアクセスすることができますが、
世界の貧困層の4人に3人が銀行口座を持っていないという現状があります。
その理由は、貧しさだけでなく、口座開設に伴う費用や手続きなどがあります。
世界銀行が148か国、約15万人を対象に昨年(2011年)実施した調査では、
1日2ドル未満で暮らす成人の75%以上が、
正規の金融機関を利用していなかったとのことです。
金融サービスへのアクセスや口座を持つことは、生活の飛躍に役立ちます。
銀行口座を持つことで、貧困層がより安定した将来を築けるからです。
DeFi(分散型金融)はそうした貧困層でも
金融サービスへアクセスができる架け橋になります。
BaaS銘柄
BaaSの定義は、使う側によってさまざまですが、
ブロックチェーンアプリ開発を容易にするための
クラウドで提供されるサービスをBaaSと呼んでいます。
クラウドで提供されているサービスのわかりやすい例としては、
AmazonのAWSなどのクラウドサービスは多くの企業が利用しています。
そうしたクラウドサービスのブロックチェーン版だとイメージしてください。
ゼロからブロックチェーンアプリケーションを開発するためには、
例えば以下のような作業が必要になります。
- コンソーシアムネットワークの構築
- フェデレーション
- キーの管理
- APIの管理
- スマートコントラクトの参照データ保管
- チェーン外のDBとのデータ同期
- メッセージやイベントの取り込み
- 署名・ハッシュ・ルーティングの調整
こうした作業は確かに必要ですが、
ネットワークの構築などの作業ばかりに時間を取られてしまうと、
本質的なビジネスロジックにフォーカスするための貴重な時間が削られることになります。
つまり、BaaSがあることによってより多くのブロックチェーンアプリケーションを
簡単に作成することができるようになっていきます。
BaaS銘柄はジャンルの中で最も競争が激しいです。
Ethereum(イーサリアム)を筆頭に多くのアルトコインが、
イーサリアムキラーとして対抗馬として競争しあっています。
投資対象としては非常に可能性が高い分野になります。
- Ethereum(イーサリアム):ETH
- Ethereum Classic(イーサリアムクラシック):ETC
- IOST(アイオーエスティー):IOST
- Avalanche(アバランチ):AVAX
- Polygon(ポリゴン):MATIC
- Lisk(リスク):LSK
- Solana(ソラナ):SOL
- VeChain(ヴィチェーン):VET
- Flow(フロー):FLOW
- Algorand(アルゴランド):ALGO
- Elrond(エルロンド):EGLD
- Stellar Lumens(ステラルーメン):XLM
- QTUM(クアンタム):QTUM
- Tezos(テゾス):XTZ
- Cardano(カルダノ):ADA
- NEM(ネム)/Symbol(シンボル):XEM/XYM
- Hedera(ヘデラ):HBAR
- NEAR Protocol(ニアプロトコル):NEAR
- The Graph(ザ・グラフ):GRT
- Klaytn(クレイトン):KLAY
- Stacks(スタック):STX
- Kadena(カデナ):KDA
インターオペラビリティ(相互運用性)銘柄
インターオペラビリティとは、日本語で相互運用性を意味します。
インターオペラビリティは異なるブロックチェーンを
それぞれのネットワークを超えて相互運用できる状態にすることを言います。
DAOやスマートコントラクトの誕生により、
ブロックチェーンの可能性を伝え続けてきましたが、
そのブロックチェーン同士は全く繋がっていません。
世の中に登場したばかりのインターネットも最初は国ごと地域ごとに分断されており、
全く繋がっていなかったのと同様に、
ブロックチェーンもお互いの規格などが異なるので現在単体では全く繋がっておりません。
BTCはBitcoinネットワーク上でしか使えないし、
ETHはEthereum系のApp上でしか使えません。
ですので、それぞれのブロックチェーンを相互運用性を持たせることにより、
異なるブロックチェーン同士でもアクセスすることができるようになります。
ブロックチェーン経済のインフラとなりえる銘柄になります。
Others銘柄
Others銘柄はこれらに該当しない銘柄になります。
基本的にOthers銘柄はポートフォリオなどには入れないです。
Others銘柄の中にはミーム銘柄と呼ばれるコミュニティベースの仮想通貨もあります。
仮想通貨のポートフォリオの考え方
仮想通貨のポートフォリオの考え方をご紹介します。
まずポートフォリオを組み込むためにはカテゴライズする必要があります。
私は以下のように4つにカテゴライズしています。
- BitCoin(ビットコイン)
- メジャーアルト:時価総額が10位以内の銘柄
- マイナーアルト:時価総額が100位以内の銘柄
- 草コイン:時価総額が100以下の銘柄
として分けています。
そして、このカテゴライズした銘柄を
3つのポートフォリオに大きく分けることができると思っています。
- BitCoin(ビットコイン)一点集中型
- BitCoin(ビットコイン)+メジャーアルトコイン型
- BitCoin(ビットコイン)+メジャーアルトコイン+マイナーアルトコイン型
BitCoin(ビットコイン)一点集中型
BitCoin(ビットコイン)一点集中型という方法です。
BitCoin(ビットコイン)一点集中型は、
2,100万BTCをより多く集めることだけに専念したポートフォリオです。
BitCoin(ビットコイン)だけを買えるだけ買うというのも良いと思います。
他の仮想通貨を買わなくて良いのかと思いますが、
BitCoin(ビットコイン)を長期的に
積み立てるだけでも非常に良いパフォーマンスが出ます。
BitCoin(ビットコイン)+メジャーアルトコイン型
メジャー通貨ポートフォリオ型ですね。
BitCoin(ビットコイン)を中心に知名度の高いアルトコインを組み合わせて
ポートフォリオを組む方法です。
- BitCoin(ビットコイン):50%〜80%
- メジャーアルトコイン:20%〜50%
というような形でポートフォリオを組む方法ですね。
BitCoin(ビットコイン)一点集中型に比べて、
比率はBitCoin(ビットコイン)の方が高いか同じぐらいの比率にしておき、
有名なアルトコインに投資をするポートフォリオです。
BitCoin(ビットコイン)+メジャーアルトコイン+マイナーアルトコイン型
BitCoin(ビットコイン)を中心に知名度の高いアルトコインを組み合わせて、
一部のマイナーなアルトコインを保有するポートフォリオです。
- BitCoin(ビットコイン):50〜70%
- メジャーアルトコイン:20〜45%
- マイナーアルトコイン:5〜10%
BitCoin(ビットコイン)を中心としていることは変わりませんが、
マイナーアルトコインを10%入れることによって、
より爆発力は上がる一方でポートフォリオの増減が大きくなります。
ただしマイナーアルトコインは出来高が低いため値動きが大きいため、
比率は控えめにしておくべきだと思います。
仮想通貨のポートフォリオのリバランス
リバランスとは「〜し直す」という意味のReがバランス(balance)の前についている通り
バランスを取り直すという意味です。
リバランスというのは、
常に現金と仮想通貨の評価額が同じになるようにバランスを取り直す方法です。
まとめ
これでCrypto Hackerの全貌を公開しました。
もしあなたがさらに深く仮想通貨の知識を学びたいということであれば、
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