ビットコインドミナンスとは
ビットコインドミナンスとは、
BTCの価格を予想するのに非常に精度が高いと言われています。
チャート知識や複雑な分析も不要なので、
仮想通貨の投資初心者の方でも今すぐに試すことができます。
そもそもドミナンス(dominance)とは、英語で支配や優勢という意味があります。
金融市場や仮想通貨市場でドミナンスというのは、
仮想通貨市場全体におけるビットコイン時価総額の占有率を指しています。
ドミナンス(占有率)は、
すべての仮想通貨の時価総額に対するビットコイン(BTC)の時価総額の割合で決まります。
例えば、市場価格全体が100億でBTCの時価総額が50億であれば、
BTCの市場占有率は50%になります。
ただし注意が必要なのはBTCの占有率が50%のままでも、
市場全体の価格が50億に下がれば、BTCの時価総額が25億になります。
占有率だけに注目するのではなく、
市場全体の時価総額にも注意することによって市場の流れを把握しましょう。
ドミナンス理論とは?
ドミナンス理論とはTwitterで有名だったドミさんが提唱した理論で、
ドミナンスに応じて景気循環が起こるのでそれを利用する理論です。
ドミナンス理論は基本的に以下の3つの期間があります。
- 下落期間
- 暴騰期間
- 暴落期間
それぞれの期間について詳しく説明していきます。
下落期間
下落期間はBitCoin(ビットコイン)のドミナンスが、
48~52%の時全通貨下げ局面になる期間です。
暴騰期間
暴騰期間はBitCoin(ビットコイン)のドミナンスが48~52%を超えてくると、
下落期間から転換しビットコインの価格が急騰し高値をつけはじめます。
そして、その後BitCoin(ビットコイン)の価格が上がりにくくなり、
アルトコインに資金が流れ始める期間です。
暴落期間
暴落期間はアルトコインに資金が流れ始めることにより、
BitCoin(ビットコイン)のドミナンスが下がり始めて価格が下がり、
アルトコインの価格もより続けて下がって行く期間です。
ドミナンス理論の活用方法
ビットコインドミナンスとアルトコイン価格というのは、逆相関する傾向があります。
- ビットコインドミナンスが上昇→アルトコイン価格が下落
- ビットコインドミナンスが下降→アルトコイン価格が上昇
という具合です。
これは仮想通貨市場内で資金循環が行われているからです。
BitCoin(ビットコイン)に資金が流入し、
価格が上がってくると今後はアルトコインに資金が流れて行きます。
- STEP1法定通貨がBitCoin(ビットコイン)に流れる
BitCoin(ビットコイン)に資金が流入してBTCの価格が上がってくる。
- STEP2メジャーアルトへ流れる
BitCoin(ビットコイン)に資金が流入してBTCの価格が上がってくると、
メジャーアルトコインへの新規参入の資金が増えます。
それによりBitCoin(ビットコイン)のドミナンスが減り、アルトコイン祭りになる。
- STEP3マイナーアルトコインに流れる
メジャーアルトコインが資金流入すると、
さらに時価総額が低いマイナーアルトコインに資金が流れる。
- STEP4草コインに流れる
マイナーアルトコインが資金流入すると、
さらに時価総額が低い草コインに資金が流れる。
- STEP5アルトコインが暴落し始める
草コインが上げすぎたタイミングまで行ってから、草コインの暴落により
BitCoin(ビットコイン)よりアルトコインが下がり、
アルトコインから人の心が離れアルト祭り終了。
- STEP6再びBitCoin(ビットコイン)に流れる
BitCoin(ビットコイン)は下がりつつもドミナンスが少しずつ回復し、
市場参入資金が増えるので、さらにあげ続け、
アルトコインよりBitCoin(ビットコイン)が儲かるため
新規参入の人もBitCoin(ビットコイン)に集中してさらに上げる。
- STEP7再びアルトコイン祭り
BitCoin(ビットコイン)が上げすぎたタイミングまで行ってから、
BitCoin(ビットコイン)下げつつアルトコインに資金が流れ、
再びアルトコイン祭り開始される。
ビットコインドミナンスはCoinMarketCapで確認できる
ビットコインドミナンスはCoinMarketCapで確認することができます。
オレンジ色のチャートが
ビットコインでその他の灰色や青色のチャートはアルトコインです。
仮想通貨市場の調子がよくない時はビットコインの占有率が高く、
手堅い通貨に資金が集まる傾向にあります。
まとめ
BitCoin(ビットコイン)のドミナンスは仮想通貨市場で、
どの資産に投資が集まっているかを計る際に非常に参考になります。
BitCoin(ビットコイン)のドミナンスが上昇している時は、
BitCoin(ビットコイン)に資金が集まっており、
反対に低下している時はアルトコインへの投資が人気を集めている時期であると、
読み解くことができます。
ただし、BitCoin(ビットコイン)のドミナンスだけでは投資判断基準にはならないので、
様々な要因や情報と組み合わせて投資する必要があります。
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