仮想通貨やBitCoin(ビットコイン)のトレードで必ず役立つ指標一覧
- ハッシュレート
- ストックフローモデル(S2F)
- OI(未決済建玉)
- Funding Rate(資金調達率)
- Bitcoin(ビットコイン)ドミナンス
- SFD(Swap for Difference)
- ドルインデックス
- ゴールド
- テザー(USDT)
- 海外取引所の価格差
- 米金利
- BitCoin(ビットコイン)恐怖指数
ハッシュレート
ハッシュレートはBitCoin(ビットコイン)のマイニング速度を示している数字です。
マイニングするコンピューターの計算力を示す数値として使われていましたが、
BitCoin(ビットコイン)の価格を予想する指標として利用されることもあります。
なぜ、ハッシュレートがBitCoin(ビットコイン)の価格に影響するのかというと、
ハッシュレートの上昇はマイニングに参加している
マイナーの数が増えていることを意味します。
マイニングには高性能なマイニングマシンなどが必要な上に大量の電気を消費します。
つまり、マイニングするためには必要経費が多額に存在します。
マイナーはBitCoin(ビットコイン)の報酬と必要経費の兼ね合いを天秤にかけて、
BitCoin(ビットコイン)の価格が下がってしまい、必要経費が多くなれば、
参加していたマイナーはマイニングを止めるのでハッシュレートも下がります。
BitCoin(ビットコイン)の価格が上昇すると予測した場合は、
必要経費よりも利益が生じると判断できた場合にマイニングに参加します。
それがハッシュレートの上昇にも繋がり、
結果的にBitCoin(ビットコイン)の価格上昇に連動します。
ストックフローモデル(S2F)
ストックフローモデル(S2F)と、
BitCoin(ビットコイン)の価格を希少性によって予測するモデルです。
ストックフローモデル(S2F)はゴールド、シルバー、プラチナなどの貴金属の価格と
希少性の関係をBitCoin(ビットコイン)に当てはめたモデルです。
ストックフローモデル(S2F)は以下の計算式で計算されます。
BitCoin(ビットコイン)の半減期を迎えるとフローが少なくなるという理論のため、
BitCoin(ビットコイン)の価格も上昇するという予想を立てることができ
中長期的な相場のビジョンとして考えやすい指標です。
OI(Open Interest)
OIはOpen Interestの略語で、日本語では未決済建玉と呼びます。
OI(未決済建玉)は決済されていないロングポジションとショートポジションになります。
取引所や証券会社などから証拠金を担保にして
お金を借りて売り建て:ショート
をする取引を信用取引と呼びます。約定後に反対売買や残っている未決済総数です。
OI(未決済建玉)が積まれているというのは、
価格に大きな変動が起こる可能性が高まります。
もし価格の変動がOI(未決済建玉)と逆方向の場合、
生産注文が連鎖して大きな値動きに発展します。
Funding Rate(資金調達率)
Funding Rate(資金調達率)は無期限先物取引で、
主に現物価格との乖離を是正するために設定されています。
Funding Rate(資金調達率)は無期限先物取引に付随するスプレッドのようなものです。
仮想通貨の金利と現在かかとの解離によって各取引所が計算式を算出して
一定時間ごとに買い手と売り手のどちらかから徴収してどちらかかに還元されます。
FundingRateは8時間毎(日本時間5時、13時、21時)に建てている
ポジションに応じて徴収・付与されます。
Bitcoin(ビットコイン)ドミナンス
ドミナンスとは市場全体に占める各仮想通貨における時価総額のシェアを意味しています。
時価総額は、仮想通貨では発行数量と市場価格の積で算出されます。
BitCoin(ビットコイン)であれば、
2021年6月末現在で時価総額は70〜80兆円ほどで推移しています。
アルトコインに対してBitCoin(ビットコイン)の価格が相対的に上昇すれば、
市場全体におけるBitCoin(ビットコイン)の時価総額の割合が大きくなるので、
BitCoin(ビットコイン)のドミナンスも上昇します。
逆に相対的にBitCoin(ビットコイン)の価格が下がれば、
ドミナンスは低下してBitCoin(ビットコイン)から資金が流出している、
もしくはアルトコインに投資が集中していると判断できる目安になります。
SFD(Swap for Difference)
SFDとはSwap for Differenceの略であり、
BTC現物とBTC-FXの乖離を抑制するために導入されました。
SFDを簡単に説明するとBTC現物とBTC-FXの乖離が一定の%を超えた場合に、
- 乖離を抑制する方向の取引→リベートを付与
- 乖離を拡大する方向の取引→手数料を徴収
というシステムです。具体的には以下の表になります。
価格乖離 | SFD 比率 |
---|---|
5% 以上 10% 未満 | 約定金額の 0.25% |
10% 以上 15% 未満 | 約定金額の 0.50% |
15% 以上 20% 未満 | 約定金額の 1.00% |
20% 以上 | 約定金額の 2.00% |
こうした価格の乖離にはBotと呼ばれるシステムで競争しあっているので、
注意する必要があります。
ドルインデックス
ドルインデックスとBitcoin(ビットコイン)の価格は逆相関です。
以下の画像はドルインデックスとBitcoin(ビットコイン)の価格の推移になります。
逆相関になっていることがわかります。
つまりドル安が続く限り、Bitocoin(ビットコイン)を売却する理由はなさそうです。
- ドルインデックスが下がる→BTC上がる
- ドルインデックスが上がる→BTC下がる
ゴールド
Bitcoin(ビットコイン)はデジタル・ゴールドと呼ばれており
ゴールドとの関係性も重要になります。
Bitcoin(ビットコイン)とゴールドは基本的に相関関係があります。
BTCの価格はゴールド価格との相関性も高まっている。
以下のグラフの下部が相関性だが、現在は約0.77で、過去と比較して高水準にあることが分かる。
ブルームバーグは過去12カ月間で最も高くなっていると説明した。
また、Bitcoin(ビットコイン)とゴールドのチャートを比較すると、
緑で囲んでいる部分はゴールドのチャートをBitcoin(ビットコイン)が下から上に抜けたタイミングです。
こうしたタイミングでBitcoin(ビットコイン)が高騰していることが確認できます。
ゴールドが下がる→BTCさがる
テザー(USDT)
テザー(USDT)は米ドルのペッグ通貨であるステーブルコインです。
多くのトレーダーは現金ではなくステーブルコインに交換しています。
ほとんどの取引所では、
銀行振込のためには厳格な本人確認(KYC)プロセスが必要があり、
取引所に現金を入金するには時間がかかる場合もある。
そのため、クジラといった大規模投資家は数百万ドル相当を売買したい場合、
現金よりもステーブルコインの方がはるかに便利です。
つまり、テザー(USDT)の動きは相場に大きな影響を与えます。
また、ドルインデックスと同様にテザー(USDT)も米ドルと連動しているため、
Bitcoin(ビットコイン)とは逆相関の関係性になります。
仮想通貨の市場調査会社であるサンティメントが実施した調査によると、
仮想通貨取引所でのテザー(USDT)の保有率と仮想通貨ビットコインの価格には
逆相関の関係があることがわかった。
海外取引所の価格差
Bitcoin(ビットコイン)の取引所はそれぞれ価格差が生じます。
海外取引所との価格差も注目すべき材料にあります。
特に現在は韓国が活発的に動いていますので、韓国の動きに注目しましょう。
米金利
米金利も重要です。主に米国債10年利回りなどがベースです。
Bitcoin(ビットコイン)と米国債10年利回りは逆相関になります。
例えば直近の11日の急落は米国金利の上昇によるものです。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインがアジア時間の11日に急落。
米国債利回りの上昇を受けてドルが上昇する中、
一時12%超下落し1月6日以来の安値となる3万3447ドルを付けた。
→https://jp.reuters.com/article/crypto-currency-idJPKBN29G0BS
BitCoin(ビットコイン)恐怖指数
BitCoin(ビットコイン)恐怖指数があります。
これは、投資家の恐怖の心理状況を表しています。
恐怖指数が高いと売られるリスクが高いですが、
逆に低いと投資家は安心しているので上る可能性が高いです。
まとめ
今回は、勝てるトレーダーは見ている
BitCoin(ビットコイン)や仮想通貨のトレードで必ず役立つオススメの指標一覧でした。
どれも非常に重要な指標なのでしっかりと見るようにしておきましょう。
コメント